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あまり知られた場所ではありませんがお勧めです!!おもしろい!一見の価値ありです!!
私にとっては世界中の有名な観光地にある教会やすごいと言われる建造物達、スペインのガウディーの建物をみるよりもずっとすごいと感動しました。
すごいと言われてる世界中の建造物は延べ人数を数えたらすごい数の人達で作り上げられたうえで建築家の栄光が語られる。けっして建築家彼一人で作り上げたものではない。
が、この建造物は一人の個人が彼の人生を通してコツコツとたった一人で作り上げたものなのだ。それを思うと他の建造物にない驚きと、えもいわれぬ感動が押し寄せてくる。
私はどうしてもここに行ってみたくて行きました。リヨンからローカル線でオートリーヴ駅という小さなローカルな駅下車。駅からバスですが少ないです。
私はバスを逃してしまたけど、運がいいことに駅から地元のおじさんが連れてってくれました。そんなほのぼのとした小さな小さな田舎の村です。 |
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リヨンと南仏プロバンスの間にあるオートリーヴという小さな村にこの一風変わったモニュメントはある。
およそ80年前、南仏のこの小さな村の郵便配達をしていたシュヴァルという人物が33年間かけてたった一人で作り上げたものだ。
彼は変わり者と村で評判で、子供の頃から空想が大好きで道端で石ころを拾っては「う〜む。これは○○のようだ」と想像しては胸を躍らせ楽しんでいた。それは大人になってからも変わらなかった。むしろエスカレートしコツコツと自分の「城」を作り上げることになる。
何も無い田舎の村だから、こんな奇妙な建造物を一人で作って楽しんでいるシュヴァルを村の人達はさぞいぶかしく思ったことでしょう。
最初からこんなに目立つ大きなものを作り上げる気なんてそこそこなかった。少しずつ増設を繰り返すうちにいつのまにかみんなが驚くすごいものになってしまった。
彼は建築の知識も高い教育も受けたわけでもない、ただ一介の村人だ。何かの為でなく、名声の為でも実力を試したかったからでも、偉業を残したいからでもなく、彼はただ好きなことをしていただけなのだ。
シュヴァルはこの建造物を自分のお墓にしたかった。だが教会に認められず、もう少し小さなものをお墓の入り口付近に更に7年かけて作り上げ、彼はそこに永遠の眠りについている。
1969年に文化財になり1984年に切手のモデルにもなった。貴重さが認められたのは彼の死後45年後だ。
ちなみに彼は1836-1924享年88歳(実は長生き。。)、作ったのが33年間とその後7年、推測で、20歳から33年間で53歳くらい。その後時期をあけて更に7年だろうか、、 |
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何がすごいって、この変わった作りこみがすごい!!
動物や人、天国、地獄、ヤシの木の南国などいろいろなものが
デコレーションされ、そのデコレーションがまた芸実的!!
一つ一つがこっていて想像力の豊かさと作りこみに圧巻!!
いろんなものがごちゃまぜでここだけがまるで別世界。
でもどこの国かもわからない。 まさにここはシュヴァルワールド!
次になにがあるんだろう?とワクワクする楽しさがあります。 |
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なんだか妖しげな人人人 |
天井の飾り |
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別の場所にあるこの小さな理想郷の下でシュバルは永眠している。 |